赤ちゃんの食物アレルギーに気をつけよう!
気がつくと赤ちゃんの頭や顔に湿疹やカサカサができていて、顔をひっかいたりしていることはありませんか?全身に湿疹が広がっていることもあります。
それは、食物アレルギーかもしれません。
早めに小児科医を受診することをおすすめします。
赤ちゃんの10人に1人が、食物アレルギーになるといわれています。
赤ちゃんは言葉で訴えることができないので、気がついたら早く対処をしてあげましょう。
早めに受診を!
特定の食品が原因で起こる食物アレルギーは、生後1歳までに発症することが多く、ママの母乳に含まれているわずかなアレルゲンにも反応するのでは、といわれています。
乳幼児の主なアレルゲンは、卵・牛乳・大豆・小麦・米で、これらは五大アレルゲンといわれています。
赤ちゃんの食物アレルギーは、アトピー性皮膚炎として出る場合と、下痢や腹痛、吐き気などに表れる場合が多いのですが、ぜんそくのような咳が出たり、口の中にできものができたり、様々な症状が出ます。ひどくなると、意識を失い呼吸困難になるアナフィラキシーショックになることもあります。
食物アレルギーは適切な治療で改善できます。
あら?と思ったら早めに小児科医に連れて行きましょうね。
食物除去
アレルゲンを食べないと、当然ですが、食物アレルギーは改善します。これを「食物除去」と言い、早く始めるほど症状は改善してアレルゲンも食べられるようになります。でも、これは勝手に判断しないでくださいね。誤った判断や思い込みで食物除去をすると、赤ちゃんが栄養不足になり、成長の妨げになる可能性があります。
必ず小児科医に診てもらって、医師の診断のもとで行いましょう。
医師は、何が原因かを調べるために、一定期間特定の食品を与えることをやめてみる食物除去試験や、食べて症状が出るかを調べる食物負荷試験のほかに血液検査やパッチテスト、スクラッチテストも行って、アレルゲンを判断・確定します。
具合の悪さを訴えることのできない赤ちゃんのアレルギー症状は、早く見つけてあげて早く小児科医を受診して、改善してあげましょう。