先日のブログで、子育てするママさんは十分な鉄分を取ることをお勧めしました。
実はママさんだけでなく赤ちゃんにも鉄分が必要になります。
大人同様、鉄分が不足すると赤ちゃんも貧血を起こします。
特に完全母乳育児の赤ちゃんは鉄分が不足しがちです。
何故なら母乳にはほとんど鉄分が含まれていないためです。
それでも母乳以外の食事から鉄分を補っていれば問題ないのですが、母乳のみで育ってる赤ちゃんは「鉄欠乏性貧血」に掛かっている可能性が高いです。
乳幼児の貧血を放置すると、精神・運動の発達遅延の影響があることが分かっています。
脳や体全体に酸素を運ぶヘモグロビンが不足するため、運動するとすぐに息切れしたり、体力もなくきゃしゃになったり、集中力がなくなるなどの症状が起こります。
また、かぜなどをはじめとする感染症にもかかりやすくなります。
貧血は子どもの成長と生活を考える上では、離乳食が始まる頃には注意し、貧血の症状が見られたら治しておく必要があります。
「鉄欠乏性貧血」が疑われる場合、フォローアップミルクを併用したり、鉄分やビタミンCを多く含む離乳食を与えるように心がけて下さい。