お子さんに甘いものを与えていますか?
子供は甘い食べ物が好きなので、与えれば与えるだけ食べようとします。
ただし、子供が糖分を取りすぎると恐ろしいことになってしまいます。
それは甘いものへの依存症です。
砂糖などの精製されている糖質は食べた後、体内で分解されてグルコースになります。脳は栄養源となるグルコースを必要としますが、砂糖のグルコースは摂取すると直接脳へ伝わってしまいます。脳はおいしいと感じ、また欲しくなるため体が必要としていないにも関わらず、甘いものをやめられなくなるのです。この状態で砂糖や糖質の摂取をやめると、体に不調を来したり、精神状態が悪くなったりします。
また、吸収が早い砂糖の摂取は、血糖を急速に上昇させてしまうため、体に悪影響を与えます。食べた後、インスリンがどっさり出てきて、急速に血糖が下がります。これを低血糖症といいます。血糖は急速に下がるのが問題で、体を傷付けることがわかっています。このように急速に上がって下がるものは、精製されている砂糖などの糖質の特徴です。
人工甘味料も摂ってはいけないの?
人工甘味料はノンカロリーですが、長い目で見ると太ります。
前述した砂糖と同様、人口甘味料を摂っても急速に上がった血糖を降下させるホルモン「インスリン」が作用します。実際に糖質を摂らなくても人体には血糖値をコントロールする体内システムがあるため、人口甘味料の摂取はホルモンバランスを崩し、食欲中枢を狂わせてしまいます。
また、発がん性、不妊症、化学物質過敏症、血液のがん、不妊症やてんかん、また精神的な病気のリスクが高まる人口甘味料もありますので、注意が必要です。
砂糖も人工甘味料もIQが下がるという調査結果が出ています。さらに、トラブルを起こしやすかったり、子どもはかんしゃくを起こしやすくなったり、大人は暴力的になることも。
アメリカの刑務所では、砂糖や人工甘味料をカットした食事に変えたことで、刑務所内のトラブルが減ったという調査結果も出ています。
糖質は、血糖の上がり方が比較的ゆっくりしている玄米などのホールフード(素材を丸ごと食べる)で摂るのがベスト。その分量は、三大栄養素である炭水化物、脂質、タンパク質をそれぞれ3分の1ずつ摂取することを目安にするといいでしょう。